韓国歴史用語辞典はどちらを買うべき?2冊を読み比べました

韓国歴史ドラマを見るときに役立ちそうな用語辞典が出版されていますね。ネット書店で検索すると以下の2冊がヒットするのではないでしょうか。どちらを買おうかと迷っている方もいるかもしれません。私は最初お安いほうを購入し、次にお高いほうを(Amazonの中古で安い方と同じくらいのお値段で)購入したところ、けっこう性質が違う本でしたので、2冊を比較してみます。

『韓国時代劇・歴史用語辞典』

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まずはカラフルでイラスト入りのお安いほう。『韓国時代劇・歴史用語辞典』というタイトルなだけあって、まさにドラマを見るための辞書です。2502語を収録。地名・人名・官職・医学・政治などなどのたくさんのジャンルごとに歴史用語が並んでいます。

李氏朝鮮時代だけでなく古代や中国・周辺地域に関する言葉も取り上げられており、言葉の種類の守備範囲も幅広いのが特長。たとえば「履物」だけで10種類の言葉が取り上げられています。ただし一つの用語に対する説明はあっさり。ドラマの公式サイトの1コーナーにある用語解説のようなノリです。とにかくドラマ向け!広く浅く!をご希望の方ならこちらですね。

『韓国歴史用語辞典』

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ちょっとお高めの赤い表紙のほう。韓国の中高生向きに歴史用語をわかりやすく解説された本を翻訳したのが、『韓国歴史用語辞典』です。取り上げる言葉のセレクトが前出の本とちがい、古代から近代の用語まで入っており、たとえば「ポツダム会談」なども掲載されています。

説明文はやや長め。同じ言葉でもこちらのほうが記述が詳しい場合が多いです。その分、収録語数は少なく、875語。本国での目的ゆえ当然なのですが、全体的に教科書のわかりやすい解説のようなトーンです。個人的には2冊のタイトルと中身が逆のような気がしてなりません。前出のほうが『辞典』で、こちらのほうが『事典』のように感じます。

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