城郭の東を守ってきた恵化門(ヘファムン)

念願かなって憧れの浄業院を訪ねたついでに、恵化門にも行ってきました。「ついで」だった理由は、そもそも今回の日本語ペラペラ運転手さんは時間制でお願いしており、「浄業院以外にもう一カ所まわれそう」と思ったから。『韓国時代劇ソウル歴史めぐり』の地図上で浄業院に近いスポットの中から、記憶にある名前を選んだら、恵化門だったのです。ただし「近い」とはいえ、同じエリアの地図内に載っているというだけで、普通は歩いて移動する距離ではないと思うので、時間の限られた旅行中ということもあり、クルマで効率よくまわれてよかったです。

じゃじゃーん。これが恵化門。復元された姿です。
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上の写真は大通り側から見たオモテの顔。城壁を守る軍士たちの“詰め所”みたいな場所はかなり高いところにあります。ここへ行くには、恵化門の右脇の坂道に入ります。

階段があるのでトコトコ昇ります!
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すると恵化門の内側へ行けます。
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塀の間からソウルの街並みを見下ろしてみました。
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運転手さんによると「恵化門へ行きたい」というオーダーも初めてだったそう。でも地図を見せると「あ、わかるわかる」とすぐに通じ、多少の渋滞はあったもののスムーズに到着しました。大通り沿いですが一歩入れば閑静な街並み。緑も豊かなこのあたりは、よいトレッキングコースになっているそうで、ウォーキングしているシニアの方を何人も見ました。綺麗にお化粧をしてパーマもばっちりな方々ばかりだったので、ちょっとおハイソな地区が近くにあるのかも?しれません。

※後日追記:韓国の現代ドラマではお決まりのように、運転手とお手伝いさんがいるお金持ちのお家が出てきますね。彼らが住んでるのが城北洞(ソンブクトン)という高級住宅地だったりするのですが、そのすぐ近くにこの恵化門があるのです。私が見かけたのはそのようなエリアに住んでいる人たちだったのかもしれません。

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「女人天下」で時代劇にハマった私にとって、恵化門といえばカッパチアジョシ(革靴屋おじさん)の家があったところ。前述のガイドブックや韓国観光公社のサイトによると、恵化門は都城の東側に位置する四小門の一つで、太祖時代に建てられた当時は「弘化門」という名前でした。しかし成宗が建てた昌慶宮の東門につけた名前とかぶったため、もともとの弘化門を恵化門にへ変更したとか。東小門とも呼ばれているそうです。カッパチアジョシったら、けっこうイイ場所にオーダーサロンを構えていたのですね。

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