李氏朝鮮品階表(女性版)

張禧嬪が出てくるドラマを見ていると顕著ですが側室の位が変遷していきますよね。一度まとめたいと思っていたのでこれを機に記事にすることにしました。男性のほうは興味があまりないので気が向いたらアップします!

以下の表は持っている資料数冊の情報を活用しました。本によって微妙に記載が異なり、私の判断でまとめた部分もあるので、なんとなくの雰囲気としてご覧ください。

内命婦
外命婦
世子宮
王家
宗親妻
文武官妻
無階
王妃
(大妃)
世子嬪
公主(嬪)
翁主(庶)
正一品
府夫人
(王妃の母)
府夫人
郡夫人
貞敬夫人
従一品
貴人
奉保夫人
(大殿乳母)
正二品
昭儀
郡主(摘)
県夫人
貞夫人
従二品
淑儀
良娣
正三品
昭容
県主(庶)
慎夫人
慎人
淑夫人
従三品
淑容
良媛
ここより
以下なし
以下省略
以下省略
正四品
昭媛
従四品
淑媛
承徽
正五品
尚宮・尚儀
尚服・尚食
昭訓
従五品
尚寝・尚功
正六品
尚正・尚記
守閏・守則
従六品
典賓・典衣
etc
正七品
以下
典or奏
がつく
その他大勢
掌がつく
その他大勢

※「正妃」や「王の娘」には品階はありません。
※「嬪」は原則として男子を産んだ側室に与えられるとか。ただし有力者の娘が政治的意図を持って入宮する場合は最初から「嬪」が与えられることもあります。(例:時の権力者ホン・グギョンの妹で正祖の側室になった元嬪)
※「淑媛」以上は側室で、それ以下は宮女になります。
※世子宮では、「昭訓」以上だと担当職務がないそうです。いわゆる側室。
※外命婦の封爵は夫の官職に従ってつけられ、名目上の待遇(おそらくチヤホヤされたり駕籠に乗れたりとか)だけで、経済的な保障はありません。つまり、夫が国から俸禄をもらっているので夫人には何も出ません。
※「府夫人」とは、王妃の母と大君(王の摘出子)の妻に対する封爵です。

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