これは有名な錘路(チョンロ)タワー。
錘路タワーは、明洞(ミョンドン)から仁寺洞(インサドン)へ歩いて行く途中の目印となるような建物です。その錘路タワーの道路を挟んだ真向いにとある建物があり、「これは何なんだろう~」と思いつつも何度か写真を撮りつつも、私には史劇好きな同行者がいないので、こういうことで時間をつぶすわけにもいかず、そのまま通り過ぎていました。ですが、街中にひょいっと突如として現れるこの歴史的な建物のことが気になっていたのです。ところが先日『韓国時代劇歴史めぐり』をよくよくチェックしてみたら、わかりました!
この建物の名前は「普信閣(ポシンガク)」。別名「錘閣(チョンガク)」とも呼ばれ、朝鮮王朝を開いた太祖の時代(1395年)に建てられ、鐘を鳴らして時刻や火災をしらせるのが目的でした。錘路(チョンロ)という地名はここから来ているのですよね!?現在あるのは、4度の焼失にみまわれた後、再建された姿とか。ソウルの人々に時を告げてきた「普信閣」、今では除夜の鐘が鳴らされているそうです。「この場所へ行くために!」とわざわざ時間をとらなくても、仁寺洞へ行くついでに見られる建物なので、機会があればチェックしてみてください。交通量が多く近代的な街並みの中に何気なく佇んでいるのがおもしろいです。