正祖時代に発祥し明洞の街中にそびえる明洞聖堂

朝鮮王朝500年シリーズの中のひとつである「正祖大王 -偉大なる王の肖像-」。別サイトでも書きましたが、この邦題と副題、どうにかしてほしいですよね。原題は「破門」なのに・・・。

このドラマは「イサン」と同じ君主を扱っているとはいえ、テーマがまったく異なり、正祖時代に広まった天主教に関わった人々を描いています。チョン・ヤギョンなども出てきましたね。その中で、医官で通訳官でもあるキム・ボムが仲間に自分の家を提供した明礼坊(ミョンレバン)教会を発祥とする明洞(ミョンドン)聖堂が登場しました。

明洞という名前がついていても街のはずれにあるのかなと思っていたら、なんと街のど真ん中にあると知ってびっくり。何度かソウルを訪れたことがあるのに、すぐそこに聖堂があるなんてまったく気づきませんでした。観光客のほとんどが訪れるであろう明洞ギルという目抜き通りにあり、街歩きのついでに行けますので、遠出はできないけど史跡を見たいという方にはおすすめのスポットといえます。

明洞ギルの端っこ、YMCAとキャス・キッドソンのあたりへ行きます。
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坂をのぼりましょう。このときは工事中でした。
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掲示されていた資料。「キム・ボム」とありますね。
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日本語の説明もありました。
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坂を上がると教会が現れます。
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大きな建物です。
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建物の向こうに進むとかなりゆったりした広場があり、周りのベンチで休憩する人や、祈りをささげている人もいました。気候がよい季節には、ここでほっこり一休みするのもよいかもしれません。
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正祖は天主教をほどほどに認める姿勢をとっていましたが、正祖の崩御後に垂簾政治をおこなうようになった貞純王后は厳しく弾圧しました。天主教に関わったのが、政敵・南人派だったからです。彼らの拠点だったキム・ボムの家は、今では明洞聖堂へと姿を変え、韓国最古かつ最大規模のカトリック教会として繁華街の真ん中にそびえています。

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